
ここ最近のトルコリラ急落で、昔スワップ金利目当てにロングでポジションを取っていた南アフリカランドが、ある朝起きたら強制決済されていた時のことを思い出し、アイタタタ・・・と古傷をえぐられた愚か者投資家です。
こんな円よりも弱っちい、リスクの高い通貨を買う意味があったのか大いに反省しました。もちろん、トルコリラのポジションは取っておりません。
先週末あたりからツイッターのタイムラインをつらつら眺めていると、トルコリラでやられてしまった人、市場からの退場を強いられた人の嘆きが流れてきます。
例えば、
昨日トルコリラで泣いている人に会った。
— 和田 宏樹 (@wadaar) August 11, 2018
父の遺産数百万円を保守的に長期運用できる投資を探してセミナーに参加し、結果、トルコリラを鬼レバで張りスワップを狙うポジションを取った。昨日強制ロスカット。
投資は自己責任。無知は罪。これを期に学を志して天国で父に会ったときに御礼言おうぜ。
「保守的に長期運用できる投資」のセミナーを受けたら、どうして「トルコリラを鬼レバ」して、「スワップを狙う」ということになるのでしょうか。 そして、なぜ一点集中買いしてしまうのでしょうか。
・・・ちょっと何言っているかわかりません。
長期投資でトルコリラを鬼レバで張りスワップを狙うポジション、という教え方をするセミナーも問題はありますが、それでもトルコリラに一点集中して投資すると最終決断したのは自分自身なわけで、この点をしっかり受け入れなくてはいけません。
投資をする際に、株式投資で○○万円儲けた人がこの銘柄は儲かるとか、株式投資に詳しい誰それがこの銘柄は将来上がると教えてくれたとかで、盲目的にその銘柄に投資してしまっている人がいます。予想通りに相場が動けば良いですが、もし逆に損した場合はどうでしょう?
損したのはこの銘柄が儲かると教えてくれた人のせいですか?
最終的に判断して投資したのは自分ですよね。自分が起こした行動に対して責任を取るのは自分自身です。よく「投資は自己責任」と言われますが、そういうことなのです。
資産運用を行うにあたっては「最後に決めるのは自分である」ということを、常に念頭に置いておきたいですね。自戒も込めて。