
外資系企業に転職してかれこれ10年以上、その間に3回転職し、日系企業でのキャリアよりも長くなってしまったフーテンの寅さんもどきです。
アラフォーになってしまった私には、外資系企業の方が居心地が良くて、もう日系企業には戻れないと思います。
働く環境や待遇において、外資系企業に転職して良かったなと思う5つのことを挙げてみました。私は日系企業から離れて大分経つので、もしかしたら日本の会社にも当てはまるところもあるのかもしれません。(…と思いたいです。)
1. 残業がほとんどない
年俸制で働いているので残業したら負けです。残業した分、時給が下がってしまいます。遅くまで残業しているということは、自分の処理能力が悪いとみなされるか、もしくは相当の作業量がある、と上司に思われてしまいます。後者の場合は、上司が作業量を調整する、人を増やす等の措置が取られます。定時退社が基本で、今の職場は19時過ぎるとフロアーに人がいなくなります。これ、結構焦ります。
業務上、たまに休日出勤などありますが、ちゃんと別に休日出勤手当も付きます。希望すれば、代休も取れます。
例外で、米国系企業にいた時は、アメリカにいる同僚がバリバリ働いていて、一体どこのタイムゾーンにいるのだ?と不思議なくらいに、いつでもすぐにメールの返信が来ていたのには驚きました。
2. 有給休暇を毎年きっちり消化できる
年間20日の有給休暇をきっちり消化した挙句に、20日じゃ足りないなどとずっと言い続けている贅沢者です。有給休暇取得は権利ですから、申請すれば、よほどの事がない限りは許可されます。私もそうですが、欧米人の同僚も普通に2週間くらい休暇を取ったりします。休暇中の同僚の仕事をカバーするのは当然です。お互い様ですから。
有給休暇をあまり消化していない人は、総務や上司から取得するように注意されます。
3. 有給休暇とは別に病気休暇(Sick Leave)がある
年間20日の有給休暇とは別に病気になった場合の休暇(Sick Leave)があります。これは職場によってまちまちで大体3日くらいです。今の職場は特に制限はなく、3日連続して病欠する場合は診察を受けた病院の診断書の提出を求められるくらいです。
病気になるかもしれないから、と有給休暇を何日か取っておく必要がありません。
4. 公と私がきちんと区別されている
職場の飲み会はほとんどありません。年に数回くらいで、その際は大体費用は会社持ちの飲み会になります。終業後の話ですので、断っても当然角が立つわけでもなく、去年の年末に久しぶりに飲み会に参加したら同僚に驚かれました。
5. 結果を出せば、ちゃんとその分の見返りがある
毎年、上司とのパフォーマンスレビューという面談があり、1年間の仕事ぶりを振り返り、どれだけの成果を出したかアピールする場を与えられます。そこで認められると、翌年からの給与やボーナスなどの待遇に反映されます。アピールと交渉上手な人はそこでうまくやって、がっつり昇給したりするんですが、それが苦手な私は普段の仕事ぶりを見てもらうしかないです。幸いにして、ちゃんと見てもらえていますが、ここはもうちょっとしっかりやらなければいけないところだとは思っています。
結果が出せない人に対しては外資系は容赦ないことを付け加えておきます。
外資系には国籍も違えば、色々なバックグラウンドを持った人たちが集まります。それに男女も年齢も関係ありません。みんなが違っていて当たり前なので、気分的にとても楽です。
なので、私は東京でそんなに消耗していないのです。
(ピーク時の通勤電車に乗る時以外は)
外資系企業にうまいこと(?)転職した経緯についてはこちらの記事をご覧ください。