資産運用を始めて、個別銘柄投資など色々試行錯誤を繰り返した結果、インデックス投資を中心とした運用に落ち着いた弱小個人投資家です。
以前書いた記事、手元の100万円で資産運用を始めるとき - たびマネ!の中で、資産運用を始めるのであれば、まずは株価指数に連動して運用する先進国のインデックス投信、ETFに投資することをお勧めしました。
インデックス投信(インデックスファンド)とは、日経平均株価、TOPIX(東証株価指数)、NYダウ平均株価などの市場の株価指数に連動した成績を目指す投信です。日経平均株価に連動するインデックス投信、ETF(株価指数連動型上場投資信託)であれば、日経平均株価にほぼ連動した運用成績を上げます。
例えば、こちらは米国投資情報会社「スタンダード・アンド・プアーズ社(S&P)」が算出している米国株の代表的な株価指数であるS&P500のチャートになります。
以下のこの株価指数に連動したETF(株価指数連動型上場投資信託)、iShares Core S&P500 ETF (ティッカーコード: IVV)のチャートを見てみると、S&P500の株価指数にほぼ連動して運用成績をあげていることがわかります。
S&P500株価指数は2008年のリーマンショック時に大きく下落しましたが、その後徐々に戻していき、右肩上がりに株価が上がっていっていることが分かります。もし、リーマンショック後に購入していたらどうなるでしょうか?
リーマンショック後にNYダウ平均株価とS&P500に連動して運用するETFを購入しました。そのままほったらかしにしていたら、今は購入時の3倍近い値段になっています。
投資の素人がいきなり株を買って運用しても、市場平均以上の成績を出すことは難しく、たいていの場合は含み損を抱えることになります。また、運用資金面でも銘柄を幅広く分散投資をすることができず、結果的に銘柄の集中投資になり、場合によっては大きく損失を出すかもしれません。
また、毎月一定額をコツコツとインデックスファンドを買い付けることができます。SBI証券 などのネット証券会社に口座を開いて、毎月自動的に買い付けをしていく仕組みを作って、ほったらかしにしておけば良いかと思います。商品にもよりますが、最低100円から積み立てることができます。
インデックスファンドの選び方についてはまた次の機会にでも。