資産運用は「低コスト」で「コツコツと積み立て」、「分散」して、「長期運用」していくとしつこく言い続けていくつもりの弱小投資家です。
資産運用を初めて行うのであれば、まずはインデックス投信を毎月コツコツと積み立てていく方が良いという話をしました。
では、数あるインデックス投信から、どれを選べば良いのか。以下の3点に気をつければ良いと思います。
1. ノーロード(購入時手数料なし)で、信託報酬が低いもの
インデックス投信を毎月コツコツ積み立てていくと、購入時の手数料があるかないか、そして、投信を運用するためのコスト(信託報酬)が高いか否かで、長期的にみてその後の運用成績に大きく影響してきます。できるだけコストを抑えてリターンを上げるようにします。
2. 純資産が順調に増えている
長期的に運用していくことが大前提ですから、純資産が順調に増えていき、長く投資できる投信を選ぶ必要があります。設定したてだったり、資金流入が減り、資産残高が減ってきているような投信だと運用が安定しませんし、投信が繰上げ償還されてしまう可能性もあります。目安としては純資産が50億以上あれば大丈夫でしょう。
3. 毎月分配型投信を避ける
分配金を毎月支払う投信を「毎月分配型投信」と呼んでいます。この場合、100万円の元本で5%のリターンが出た場合に、このリターンを再投資に回さずに、分配金として支払うので、複利効果を得ることができません。また、毎月分配金は実は元本を取り崩して、返却しているだけに過ぎないという指摘もあります。
上記のような投信をどのようにして見つけるのか。
証券会社のサイトや投信情報を提供しているモーニングスターのサイトを参考にすると良いでしょう。
モーニングスター [ 主要インデックスファンドシリーズ、信託報酬・信託財産留保額の一覧(四半期更新) ]
また、インデックス投信を積極的に行ないブログ記事を書いている「インデックスブロガー」と呼ばれる方々の記事も参考になります。
【全部入りまとめ記事】低コストインデックスファンド徹底比較 2018年6月末 - 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)
あとは決めたルール通りにインデックス投信を選ぶだけ
目標リターンを設定して決めたアセットアロケーションに従って、資産クラス毎(国内株式、国内債券、外国株式、外国債券)に投資するインデックス投信を選んで行き、毎月コツコツと投信を買い付けるように設定して、ほったらかしにしていればいいのです。
焦らずゆっくりとお金持ちになっていきましょう。