資産運用は余剰資金で行うべきだと口を酸っぱくして言い続けるつもりの弱小投資家です。
勤めていた会社をクビになったり、病気や怪我でしばらく働けなくなってしまったりと、予期せぬことが起こり、翌月から収入が途絶えてしまった場合、入院代や治療費などの大きな出費が発生した場合に、何も準備していないと、今までの生活水準を維持することができなくなります。
投資を行う資金とは別に「生活防衛資金」を確保し、万が一の場合でも、今までの生活水準を維持できるようにしておく必要があります。
生活防衛資金はいくら必要なのか
生活防衛資金がいくら必要になるのかは、人それぞれの経済状況で違ってきます。いくら必要になるのかを把握するためには、毎月家計で支出している金額を知る必要があります。 家計簿をつけて、毎月の支出を把握していればあとは簡単です。
毎月の生活費(支出額) × 最低6ヶ月分
この金額を資産運用の資金とは別に確保しておけば良いのです。半年あれば、ゆっくりと慌てることなく、今までの生活水準を維持しながらも、次の仕事を探すことができると思います。中には、いや1年分、2年分は必要だと考える人もいますので、ケースバイケースで、自分の事情を鑑みて決めると良いと思います。
生活防衛資金はどこに預けておけば良いか
元本割れのリスクが低く、不測の事態にすぐに引き出して使える(流動性が高い)ことが大前提です。引き出しやすい銀行の普通預金口座に、普段使う口座と分けて預けている人が多いです。ちなみに私の場合は、証券会社の口座に預けています。
我が家の生活防衛資金
夫と二人暮らしの我が家の場合は、お財布が別でお互いの資産状況を正確に把握しているわけではないのですが、ざっくりと役割分担が決まっています。
夫は資産運用を行うことが苦手な人で(説得しても聞かない頑固者です)、銀行口座にお金を預けている状態です。ですので、万が一の場合は夫がいる!ということで、自分は2-3ヶ月分程度しか生活防衛資金を確保していません。
生活防衛資金は必要
翌月から急に収入が途絶えてしまった場合でも、今の生活水準を長期的にどう守っていくか、生活防衛資金を確保するという考えは大切で、資産運用を本格化していくための前提になります。
毎月の支出額を把握することで、貯めるべき生活防衛資金の金額はわかります。毎月の支出額がわからないという人は、今からでも家計簿をつけて(細かくなくていいです)、お金の流れを把握しましょう。
安心して資産運用を行う上でも、生活防衛資金はとても重要なのです。