となりの億万長者になるべく、地道に努力を続けている弱小投資家です。
以前に借金体質を改め、倹約し、コツコツと貯蓄をしていくという過程で大いに役立った書籍として、となりの億万長者 〔新版〕 ― 成功を生む7つの法則を紹介しました。
今回はその続編となるこちらの本です。
全米の純資産100万ドル以上の億万長者1,300人にアンケート調査やインタビューを行ってまとめた成功の秘訣が書かれています。
第2章の億万長者への30の質問では、彼らが経済的に非常に成功した要因として「非常に重要」と回答した要素について解説していて読み応えがあります。
その要素について上位5つは以下の通りです。
誠実ー 誰に対しても正直であること
自己鍛錬ー自分で自分をコントロールすること
社会性ー人とうまくやっていくこと
配偶者の支えがあること
勤勉ーふつうの人より一生懸命に働くこと
ごくごく当たり前にように思えても、これを実際に全部やっている人はどのくらいいるのでしょうか。
読み応えがあるのは先に挙げた第2章と、そしてもう1つ、第4章のチャンスとリスク、勇気と恐怖の章です。チャンスを生かし、リスクを犯したからこそ、勇気を持って恐怖に立ち向かったからこそ、彼らは億万長者になったのだ、という彼らのマインドが垣間見れます。
本書を読み進めていると、億万長者のエピソードなどから、
勇気のない人には資産は築けない
みんなとは違う発想をするのが大事
人に拒絶されても、絶対に自分個人を拒絶されたと思わないこと
成功するためには、持って生まれた高い知能よりも、懸命な努力の方が重要
大多数の億万長者は、たとえ悪い成績をとっても、決してそれによって自分の将来まで左右されるとは信じない。
リスクは冒してもギャンブルはしない
とにかくハッとさせられるような言葉がちりばめられていて、時折、思い出したように本書を読み返すことがあります。その度に何かしらにハッと何か戒められるような気がしています。
いったい億万長者は、若い頃に何を身につけたのか、という問いに、
人とちがう考え方をする習慣を身につけたのさ。
今からでもこの習慣を身につけるのは遅くないでしょうか・・?
前作のとなりの億万長者のレビュー記事も合わせてどうぞ。