たびマネ!

2020年4月から勝手にサバティカル休暇のはずが、、セミリタイアしてしまいました

フィリピンのコンドミニアムを購入した話 (2) 売買契約書へ署名、認証とは? [資産運用] [海外不動産]

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フィリピンのコンドミニアムの購入代金の支払い(分割払い)が開始し、しばらくした頃、フィリピンからどっさりと書類一式が届いて、うわーなんか面倒臭そうなことが始まりそうだなと予感した弱小投資家です。

前回の フィリピンのコンドミニアムを購入した話 (1) からの続きです。

  

不動産売買契約書に署名

フィリピンで不動産売買契約の署名を行う余裕もなかったため、日本で署名することにしました。契約を行う相手(ディベロッパー)を目の前にして署名をするわけでないので、この署名は本当に本人のものだという証明書を添付することになります。

この手続きのことを「認証」と呼ぶのですが、どうすれば良いのか。ディベロッパーからの手紙にはフィリンピン大使館領事部で手続きを行って下さいとだけ書いてあります。

フィリピン大使館領事部ののHPで手続き内容を確認してみましたが、いまいち作業の流れが分かりません。手っ取り早く、大使館に電話して聞いてみました。

 

認証手続きの流れ

フィリピン大使館領事部によると、まず、公証役場で公証人の目の前で不動産売買契約書に署名をします。そこで認証の書類が発行されるので、その書類を持って外務省に行き承認印をもらった上、フィリピン大使館で認証手続きをしてもらうという流れになると説明を受けました。

公証役場という場所を初めて聞いたので、思わず「市役所にあるんですか?」なんてアホな質問をしてしまいました。詳しくはこちらのサイトで→日本公証人連合会

 

公証役場にて

調べてみると自分のオフィスの目と鼻の先に公証役場がありました。

認証に必要なもの、パスポート等の写真付き身分証明書と、サインをする売買契約書を持参しました。公証人の目の前で売買契約書に署名を行いました。契約書に認証の書類を添付するので1時間後の受け取りです。手数料は目的の価額によって異なり、私の場合は17,000円でした。

この認証の書類には公証人の証明のみならず、法務局長の証明、更に外務大臣の証明がされてありました。公証役場の方曰く、ここでまとめて証明してもらえるので、後はフィリピン大使館で認証してもらうだけでよいとのこと。

手数料が17,000円と思ったより安く済んだので拍子抜けしたのですが、見落としがあったことに後から気がつきました。ディベロッパーからの指示を読み返してみると、認証書類2セット必要と記載してありました。

後日、再度公証役場に行き、事情を説明してもう1部認証の書類を作成して頂き、更に17,000円の出費で、計34,000円でした。

 

フィリピン大使館にて

早起きして六本木にあるフィリピン大使館に行ってきました。朝9時から受付と言いながらも、少し早めに入れてもらえました。私は2番目に並んでいたので、余裕だなと思っていたら、なんと書類不備を指摘されました。

指摘されたのはパスポートと、認証書類のコピーがないとのことで、慌てて近くのコンビニに駆け込んでコピーしてきました。

これでフィリピン大使館にて認証手続きが行われますが、書類の受け取りは5営業日後で時間帯が指定されています。仕事の関係上、その時間に受け取りに行けないので郵送してもらうことにしました。郵送にしてもらう場合は、レターパック500に自宅の住所を宛先欄に書いて一緒に提出するだけです。

申請は2部、手数料は5,750円でした。

 

結局、売買契約書を日本で署名した場合にかかった費用は39,750円でしたので、フィリピンに飛んで行ってサインするよりも(少々手間はかかりますが)安く済みました。フィリピン大使館から書類が届いたら、後はディベロッパーに返送するだけです。

  

 

予想していたよりも手続き簡単だった!と思っていたら、フィリピンが領事認証を不要とするハーグ条約に加盟していたら、条約で定めた形式のアポスティーユを外務省から取得すれば、別にフィリピン大使館で領事認証を受けなくていいらしい、しかも公証役場で外務省のアポスティーユも作成するとのことでした。

公印確認・アポスティーユとは | 外務省

そうか、フィリピンがハーグ条約に加盟していたら、フィリピン大使館へ行くという作業が省けていたわけですね。

 

ま、まあいいや、もう認証手続きなんてする機会はないだろうし、と思っていたのですが、購入代金を支払い終えた頃にまさかまさかの第二弾がやってくると梅雨しらず。 

(続く)