長期でコツコツとインデックスファンドを中心とした投資を続けて十数年の弱小投資家です。
前回紹介したインデックス投資本、世界一ラクなお金の増やし方 インデックス投資はじめました に続いて、こちらもインデックス投資界隈で著名なブロガーの吊ら男氏の著書の紹介です。
インデックス投資に関する書籍は、
・ネット証券に口座を開く
・購入資金を入金する
・「長期」「分散」「低コスト」のインデックスファンドを購入する
そして、
・アセットアロケーション(資産配分)
・リスク許容度(ソンの許容度)
・生活防衛資金
というような基本的なことを分かりやすく説明しているという共通点があります。
そこに加えてインデックス投資家それぞれ独自の内容を加えて解説していますが、この本で面白いと思ったのは第4章です。
ズボラ投資家を誘惑するボッタクリ投資の見抜き方と題して、SNSやネット広告などで煽るように宣伝されていた、あの懐かしい(?)、ポンジスキームの怪しかったファンドのことについても触れられていました。
そもそも、低リスクで高リターンはボッタクリ投資というか、カモにされていると思った方が良いです。そんなうまい話をなぜわざわざ見知らぬ自分に持ってくるのか、みんなに大々的に煽って宣伝しているのか、疑うべきです。
また、マジメ系ボッタクリについても、特にラップファンドについても納得です。金融機関で勧められる手数料ばかりやけに高いファンドも要注意です。
第5章ではズボラ投資でより儲けるために、と生命保険や携帯電話などの固定費の見直しをして、100円からでも始められるインデックス投資に少しでも回すようにしようということで、具体例を色々と挙げられています。
著書の吊ら男氏は、2007年に資産運用を始めて、執筆時点で利益1,200万円、利益率にして60%という成果をインデックス投資で上げられています。
毎月10分のチェックでほとんどほったらかしのズボラ投資を始めてみませんか。