映画「カーキ色の記憶」@Chapter Two Tokyo



2011年5月にシリアへ行こうとしたら、アラブの春民主化運動が始まり、泥沼の様相になり、最終的に渡航を断念して以来、頭の隅にずっとシリアが引っかかっている週末弾丸トラベラーです。

 

1. 映画「カーキ色の記憶

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今回、シリア映画「カーキ色の記憶」を鑑賞する機会に恵まれました。

シリア映画「カーキ色の記憶」公式サイト

シリアという単語に脊髄反射しただけで、映画に対する予備知識は一切なしで臨みました。

初めはドキュメンタリーなのか、フィクションなのか?と戸惑いながら観ていました。しかし、インタビューの語り手の内容を補うような形でフィクションシーンを差し込む手法に慣れてしまうと、語り手の話に叙情的なシーンが重なり余韻が残ります。 

祖国を逃れ、ヨーロッパの国々で暮らす語り手の皆さんから、自分の祖国の状況を遠くから見守ることしかできない、もどかしい気持ちが語りながら見え隠れしている印象を受けました。

 

2. シリア情勢について

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登壇者:ナジーブ・エルカシュ氏 (Najib El-Khash)

ジャーナリスト、リサーラ・メディア代表

映画上映の後は、シリア人ジャーナリストで、日本を中心に活動しているエルカシュ氏から、シリアについての基本情報、そして、シリア情勢についての講演がありました。

いつかシリアを訪問できる日が来ればと願いながら、TwitterFacebook などのSNSで情報収集するようにしていますが、こうやって日本でシリア出身の方と出会い、話を聞いていると、途端に今までSNSで眺めていた情報が生々しさを持ち、他人事ではなくなってきます。

活発に質疑応答が行われ、皆さんのシリアのことをもっと知りたいという気持ちがひしひしと伝わってきました。

 

3. Chapter Two Tokyo : 「無関心事」から「関心事」、そしてアクションへ。

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2018年3月、東京・浅草にオープンしたホステル、Chapter Two Tokyoがシリーズ第1弾として開催したイベントです。

運営を行っているのは、2016年に世界一過酷な新婚旅行として、サハラマラソンに参加し、完走した上田ご夫妻です。

「遠い国の出来事」「自分とは関係のない人の話」は無意識にスワイプしてしまう。けれど、ひとたび誰かと向き合って語り合うという経験をすれば、その人自身やその人のバックグラウンドに関心を寄せずにはいられなくなる。

ホステルを運営し、世界中からのゲストを受け入れ、また時には自ら飛び出して旅に出ている彼らならではの、面白いイベントでした。

次回開催が楽しみです。

Chapter Two Tokyo – Hostel, Coworking & Coliving