物件に引き渡しに向けて、不動産仲介業者からの電話・メールで五月雨式に色々依頼してくるため最近イラついている弱小投資家です。
今年の8月末に物件売却の相談をし、9月上旬に買い手が現れ、9月下旬に売買契約を結び、そこから不動産投資ローンの審査で待たされ、ようやく今月下旬に物件引渡しの運びとなりました。
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物件購入の時は期待とともにテンション上がっている状態で作業をこなしていたので気にならなかったのですが、物件売却の時はもうテンションはグダグダに落ちているため、売却にまつわる様々な手続きが面倒臭くて仕方なかったです。ほんとこれ割りに合わないです。
1. 売却相談・専属専任媒介契約
物件を購入した時にお願いした仲介業者の担当者に売却相談をしました。その方が売却物件情報などの共有の手間を省けると思ったからです。
予想通り、当時の資料をちゃんと持っていたので、そこに5年分の情報(レントロール、修繕履歴など)を追加するだけで大丈夫でした。
まずはこの業者さんと専属専任媒介契約を結び、うまくいかないようだったら、その後は専任媒介契約を解くつもりでいました。
2. 売買契約
仲介業者のオフィスで売買契約書に署名しました。
その時に買主と対面し、物件についての質疑応答を行なったのちに手付金を現金で頂きました。(速攻、近くの銀行ATMに駆け込んで預けましたわ!)
売主として、売買契約に必要だった書類は以下の通りです。
・写真付き身分証明書
・印鑑/印鑑登録証明書
・収入印紙(手付金領収書用)
他にも賃貸契約書の原本、プロパンガスの契約書など指定がありましたが、これは管理会社が保有しているので直接話してもらうことにしました。
3. 決済・引渡しまでの作業
買主の不動産投資ローン審査も通り、いよいよ引渡しに向けての作業を行いましたが、これが本当に(面倒臭い)大変でした。
・管理会社との物件管理契約解除
・不動産ローン残金一括返済手続き
・抹消登記手続き
・共用部の電気利用契約解除(引き継ぎ)
・インターネット回線契約解除(引き継ぎ)
・自動販売機撤去
特にインターネット回線の契約解除は、NTT(フレッツ光回線)、プロバイダー、通信機器リース会社と連絡を取らなければならず、NTTに至っては開通案内を紛失してしまったために、お客様番号がわからずに「本人確認ができない」ということで全く相手にされず途方に暮れていたところ、幸いにして料金の請求書番号から本人確認が取れてホッとしました。
この2ヶ月で印鑑登録証明書を3通取り寄せる羽目になり、幸いにしてコンビニで発行できたので良かったですが、これが市役所に行くとなったら発狂するところでした。
また管理会社との契約解除でもゴタゴタと、、ほんと疲れました。
4. 決済・引渡し
決済は買主が融資を受ける銀行で、仲介業者さん、司法書士さんなど一同介して行われます。売主が当時必要なものは下記の通りと連絡を受けました。
・登記識別情報通知
・住民票(去年引っ越ししたが登記簿の住所変更していなかたっため)
・印鑑登録証明書
・実印
・顔写真付き身分証明書
・土地評価証明書
・建物評価証明書
土地建物評価証明書はさすがに平日昼間に市役所まで取りに行く時間がないとぼやいたところ、仲介業者が代わりに取得してくれるとのことでした。(多額の仲介手数料払うんだからそのくらい言われずともやれと思いましたが・・。)
当日は固定資産税、賃貸料などなどの日割り精算を行なって、調整された金額が買主から振込が行われます。
ここでようやく物件が私の手を離れます。
いやはや、本当に日中に仕事しながら、これらをこなすのは大変でした。
余談ですが、不動産取引については、業者さんが実際どのようなことを行なっているのか、自分でも理解していた方が良いと思い、こちらの書籍で少し勉強しました。
まあ宅建を受験するわけではないので、がっつり暗記するとかそういうのではなく、状況に応じて辞書がわりに使ってました。
なので、売却時には「多忙な」仲介担当者に「◯◯はそろそろ準備していた方がいいですかね」など確認をしながら作業を進めることができました。