通信大学教育で法律を学んだくせに、いざこういう実践の場になって、全く役に立っていないというか、ちゃんと民法を勉強したのかよ?と自分を責めている弱小投資家です。
不動産投資物件の売却も面倒臭かった [資産運用][不動産投資]
いよいよ決済、物件の引き渡しというところで、ちょっとしたトラブルが発生してしまいました。決済日まで1週間切ったある日のこと、仲介業者の担当から、
「最終の現地確認をしましたが、◯号室の出窓上部から雨漏りしていると思われる箇所がありますので、ご確認いただけますか。」
というような報告がありました。
ん?何で勝手に物件の部屋に入ってんの?
あ、そうか、内覧希望者用に空き部屋の鍵を渡して、そのまま返却してもらってなかったわ。と、これはまあこっちに置いときましょう。
実は買主から指値で値引き依頼がありました。
それに対して私は条件をつけて、それで問題なければ売却しますということを仲介業者の担当経由で伝えました。問題ないということでしたので、売却を決めました。
その条件というのが「現況引渡しで、民泊で使用した家具などもそのまま引き渡す。また、その他の不具合を指摘されても、修繕など一切行わない。」というものでした。
この内容を契約書に盛り込んでもらいました。
「瑕疵担保責任の免責」ですね。
そもそも築20年を超える古い物件ですしね。しかし、これは物件引渡し後の話です。
この雨漏りは、物件引渡し前に発見されたもので「危険負担」に該当します。
ここを完全に詰め切れていませんでした。私の出した条件は「売買の合意が取れた時点」引渡し前も含むことを意図していましたが、これが仲介業者の担当に伝わらなかったと思われます。これはきちんと念押し確認すべきでした。
そういう条項は盛り込めないという話になったら、もしかしたら値引き売却を決めなかったかもしれません。
また売買契約書にサインする時にちゃんと確認しなかった私にも責任はあります。
事前にメールで売買契約書の雛形を取り寄せるなり、きちんと内容について読み上げて説明してもらうとかすべきでした。
まあ自分の責任ではありますが、何となくモヤモヤしてイヤーな気分しかせず、雨漏りの報告をメールで受けた際、つい仲介業者の担当に感情的に当たってしまいました。
結局、以前に外壁塗装を依頼した業者さんに現地確認をしてもらうように手配しました。仲介業者曰く、外壁から雨水が侵入しているとのことでしたので、本当にそうであれば保証期間内なので追加コストはかからないんですけれども、でも、やっぱりなんだかスッキリしないですね。
ということで、弁護士の友人に軽く相談したり、色々調べる羽目になりましたが、いい勉強になった、ととりあえず前向きに捉えておきます。
もう面倒臭いので不動産投資をすることはないと思いますけどね。