古典経済学の書籍に手をつけると、小難しくてとっつきにくいためか、読み始めてから数分で頓挫してしまう弱小投資家です。
いや、ほんとに「あなた何言ってるんです?」って、自分の頭の悪さを棚に上げて、思わず突っ込みたくなります。
そういえば、ずっと前にAmazonで10円くらいの大バーゲン価格で購入したこちらの書籍の存在をすっかり忘れておりました。

雇用・利子および貨幣の一般理論 (まんがで読破 MD134)
- 作者: ケインズ
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2015/06/17
- メディア: 文庫
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Kindle Fireにダウンロードして、先日サクッと読み終えました。
岩波文庫から出版されているオリジナル(上・下)のエッセンスをぎゅっと凝縮してわかりやすく漫画で解説しているので、とても読みやすいです。
ケインズの経済学者としてのキャリア、そして、第一次世界大戦で疲弊しきったイギリス経済(たくさんの失業者)をみたケインズの奥さんが投げかける疑問に答える形で物語は進んでいきます。
むかーし、昔に、オリジナルの方を読破しようと試みたものの、
あまりにものとっつきにくさに心が折れてしまいました。
古典派経済学(自由放任主義)の問題点、その時代(現代)の実情に対応した経済理論を作り出す過程など、よくぞここまで分かりやすく漫画化したものだと感心しきりです。
限界消費性向・乗数理論の説明を読んで、「じゃんじゃん稼いで消費してやるぞ」と一瞬思ったのは私だけではないはず。いえいえ、投資に回しますけど(笑)
この漫画を読んだ上で、もう1度オリジナルの方に挑戦してみようかな、と思いました。(きっとまた頓挫するかもしれませんが。)