先週末に保有株がフルボッコをくらい、週末で最悪のケースの場合はどうするか対策を立てたんですが、運よく今日は肩透かしに終わり、損切りどころか、利確ができてホッとした弱小投資家です。
さて、今回は先月にKindle 月替わりセールで499円で購入したこちらの書籍をご紹介。
(今日チェックしたら電子書籍版は1,782円に戻っていました。紙の本に至っては....)
くそったれマーケットをやっつけろ! ――ホームトレーダーにもできる短期トレード術
著者マイケル・バーネスは、ミスター・ルーザーからトレーダーとして成功したと言います。
まあ、その貧困な家庭に生まれ育ったようなんですが、その頃のエピソードもなかなかです。アメリカンドリームを強調するために盛っているじゃないか?ってくらい(笑)
で、貯めたお金で株を買おうとなるわけですが、まあよくある、ペニー株に投資して大損とか、ブローカーに勧められるがままに投資して大損とか。散々な目にあって、なぜこんなひどい目に合うのかと、本や無料の情報サービスで勉強し始めます。そして成功します。
知識、自制心、忍耐力がテストされる、現実主義者が勝ち、ギャンブラーが負けるゲームだ。成功するために必要なのは、トレーダーとして勝者になるという願望と意志、そして学び続けるというオープンなマインドと規律だ。
本書では、
・自分のタイプを見極め、トレーディングの妨げになっている自滅パターンをどうコントロールするか。
・自分のトレーディング能力を見極める(時間的制約、資金的制約など)
・自分独自のトレーディングスタイルを見つける
・敵を知る。「連中」の考えていることを知る
・トレンドを友にする
・トレードのプランを立ててプラン通りにトレードする
・資金を守る。健全なマネーマネージメント。
などなど、ここでは詳細を省きますが、それぞれ章立てで詳しく解説しています。
著書のタイトルの印象とは違い、至極真っ当な話ばかりです。
利益確定はマイルールに則って行っているのですが、利確した翌日とかにGUで更に上がったりすると、悔しい、負けた気分になっていたのですが、本書の
強欲さの魅惑に打ち勝つ方法は手堅く利食うことだ。素直に利食いしよう!あなたがポジションを手仕舞いした後に1ドルや2ドル上がっても気にしないこと。重要なのは、あなたがきれいに利益を確定し、前より大きな資金を携えて次のトレードに向かうことができることだ。
という部分で、少し気分が晴れました。
そうだ、取引を終えた銘柄に執着しなくても、他にもチャンスはあると思えば良いな、と。
そして、
あなたのゴールは、完璧さではなく、自分の成功への感情的バリアをコントロールすることでなければならない。自制心と全てのゲームの鉄則を守ることが、トレーダーとして向上するためにもっとも大切な2つのことだ。
この言葉は常に心に刻んでおきたいと思います。
499円でこれだけの内容はめちゃくちゃお買い得でした。