たびマネ!

2020年4月から勝手にサバティカル休暇のはずが、、セミリタイアしてしまいました

欲望と幻想の市場―伝説の投機王リバモア [資産運用][本レビュー]

物事にハマってしまうとついブログ更新の優先順位が落ちてしまう弱小投資家です。
引きこもってはいますが、とにかくやる事・やりたい事がいっぱいで時間が足りません。 

 

先週のマーケットは月曜に米国市場が下げに転じ、翌日から日本市場は大幅下落し、金曜日に上げに転じるというような相場で、たまたま先月キャッシュポジションを多めに取っていたのは運が良かった。チャンス到来。

 

と、2年ほど前に購入したこちらの本を再び読み直しました。
読書記録の記事を書いていなかったのでこの機会にご紹介です。

 

 

伝説の投機家、ジェシー・リバモアをモデルに描いた小説です。著者は数週間かけてリバモアにインタビューし、この小説を書き上げています。


ジェシー・リバモアについては説明不要と思いますが、
貧しい農家に生まれ、14歳の時にボストンで株仲介店で黒板書きの仕事を始め、そこでティッカーテープを読み、相場を読むようになり投機家への道を歩み始めます。投機家人生の中で4回も破産に追い込まれますが、そこからの立ち直りもすごいです。そして、最後はピストル自殺してしまうんですけどね、、、。

 

1900年代前半、私の祖父(100歳!)が生まれる前の話なのに、彼の相場感や投機(トレード)に対する姿勢は今読んでも色褪せる事なく、本書の随所に金言が散りばめられており読み応えがあり、メモを取る手が止まりませんでした。今回読み直した時も、前に気がつかなかったことがあり、また次に読み直した場合も新たな気づきみたいなものが出てくるんだろうな、と。

 

ということで、自分への戒めとして、私に刺さりまくったリバモアのお言葉の一部を抜粋。

 

おれが手痛い目に遭うのは常に、おれの方針ーつまり過去の例からすると自分の判断が正しいと自信を持ってゲームに臨める時にしか相場に入らないという方針ーを守る時ができない時だった。

 

相場で生計を立てていくつもりであれば、自分を、自分の判断を信じなければならない。この信条ゆえにおれは他人の情報を信用しないのだ。

 

部分的な勝利から学ぶということは、失敗から学ぶということと同じくらい重要である。

 

おれは。損失や失敗の原因を究明した時には必ず、俺の教訓集のなかに新しい「べからず」の項目を付け加えた。

 

自分の過ちを認めることは、成功事例を研究するのと同じくらいの効用がある。

 

投機家は常に冷静であるための方法を学ぶのにいかなる代償も惜しむべきではない。

 

どうやって儲けるかを決断すると同時に、損をしないように努力することも重要だ。「何をしてはいけないか」を知ることは「何をなすべきか」を知るのと同じくらい重要である。

 

 

 

さすが、
「私は株で200万ドル儲けた」と並んで、マーケットの魔術師達に絶賛される書籍ですね。